来年から、新たに借りる田んぼに牛糞撒きです。今年までやってたおじさんが、やめることになったので。
ゆみちゃんが居た田んぼです。牛を飼っている井内さんのところで作っている牛糞堆肥を田んぼに撒きます。
そして、耕しました。
米ぬかも、おまけしておきました。
さて、この牛糞堆肥がなかなか優れもの。井内さんところの牛は、配合飼料に、畑で作った植物繊維たくさんの天然飼料を加えてるので、牛糞自体に植物繊維が入ってます。
配合飼料だけ食べさせた牛糞は、水分がなかなか飛ばない為、木のチップやおがくずを混ぜるのが普通です。しかし、木のチップやおがくず、これが問題。廃材からチップを作る為、釘が混ざったり発酵しにくい針葉樹や竹のチップが混ざると堆肥でない、木のチップうんこ付きになってしまいます。
井内さんちの牛糞堆肥の施設です。こっちが入り口。手前が生うんこ。
こちらが出口。撹拌しながら、手前に一日いメートルうんこを移動させると、
70日後、70メートル移動して、堆肥になります。真ん中に見える撹拌機械が一日3回自動で移動します。市原あたりの梨農家さんなどがこの堆肥を利用しています。
家畜のうんこの放置が地下水などに影響があるんでないかい?ということでこういう施設が必要なのです。
数年前、農水省が狂牛病をごまかす為に“バイオマスニッポン”というのが始まって、バイオマスタウンというのも、あちこちあるらしいのですが、あまりよろしい評判が聞こえてきません。大規模すぎて、うまく回らないようです。うんこをメタン発酵させてメタンガスを取る方法もその際できる液肥の行き場所がないのが実状。
軽トラックで堆肥を運んで、近所の田んぼや畑に撒くっていうのが、いろんな人が言ってる“循環型社会”なんでないかい。
牛糞堆肥を田んぼに撒いただけで、偉そうなことを書いてしまいました。 うえだ