大本山永平寺と能登の旅 2
大本山永平寺と能登の旅・・・・ だいぶ時がたってしまい、記憶が薄れつつあります。。。前回はこちら http://sinkoji.cocolog-nifty.com/news/2010/06/post-cee3.html
そうです、早朝3:10に起床です。 懐かしい・・・笑。まず朝の坐禅(暁天坐禅)20分。場の緊張感のせいか眠くならず。その後、法堂(朝のお勤めなどの各種法要を行う場所。420畳あります)での朝のお勤めにてお焼香させていただきました。朝5時です。永平寺は山の中腹にあり、法堂はその中でも一番高い場所にあります。背丈の2倍ほどもある引き戸をガラガラと開けると・・・・ 景色が・・・・・・・・すごく美しかったです。日が登りきる前の淡い朝日と、朝もやと、遠くまで広がる深い緑。そしてあちらこちらでさえずる鳥の声。なんて平和な・・・・。
そして朝のお勤めの法要が始まりました。200人近い雲水さん(修行僧)による読経の声が響きます。永平寺開山以来(1244年開山)700年近く、人は変われど同じ事をひたすら毎日毎日行っている、ということを目の当たりにしてびっくり。私が生まれてからも世の中はものすごいスピードで変化しています。もうちょっと長い目で見ても、科学にしろ、思想にしろ、ずーっと同じということはありえないわけで、実際にうん百年前の常識が今では非常識であったり。。。 そんな中、700年、もっと遡れば仏教が生まれた2500年前から同じことは言い続けている、そしてそれが今も通用するのがすごい。
永平寺に入山して修行生活を送るということは、過酷なライフスタイルを持つ海外に留学に行くみたいなものだなと思いました。ある種異文化。これまでの日常の中に違う新たな視点がもてることは間違いなしです。方丈さん曰く”飢えるぞ・・・”とも。
☆雲水さんのライフスタイル☆ 暁天坐禅→朝のお勤め(お釈迦様、歴代住職、永平寺にて埋葬してあるお骨の供養など)→食事(お粥+お漬物+お味噌汁)→なが~い回廊の雑巾がけ(およそ30分ほど)→作務→昼のお勤め→昼食(ご飯+おかず1品+お味噌汁)→作務→夕方のお勤め→薬石(夕食。ご飯+おかず2品+お味噌汁)→夜坐(坐禅)→就寝
つづく ちょ
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