古代米ってどんなお米?
古代米は稲の原種に近いお米です。
生命力が強く、荒地で無肥料・無農薬でも丈夫に育ち、干ばつや冷害に強いのが特徴ですが、普通のうるち米に比べると収量が少なかったり、また稲の背が高く育ち倒れやすく栽培しにくいため、どんどん栽培されなくなってきた経由があります。
種類は 黒米・紫米・赤米・緑米などがあります。そう、色がついているのです(ヌカに色がついているので精米すると白くなります)。野生の稲の種(玄米)は色がついているものが多く、それらが人間の手で栽培されることによりどんどん色が無くなり、今私たちが食べているような白米になっていったそうです。
古代米の色素には様々な栄養素があり、白米よりもビタミン・ミネラルを多く含みます。
いったいどんな栄養素が含まれているのでしょうか・・・?
【黒米・紫米】
黒に近い紫色です。ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。アントシアニンは視力増強や肝機能の強化の作用があるとされるています。また白米や赤米よりも強い抗酸化機能を持っています。薬膳料理にも用いられ、「薬米」との別名もあるほどです。おはぎのルーツとも言われています。
紫米黒米の一種で、他のお米に比べ収穫時期が遅く(11月)、稲の茎が太い(機械で刈り取れない)といった特徴があります。このため、紫米の栽培量が非常に少ないため貴重とされています。
【赤米】
赤茶色です。ポリフェノールの一種であるタンニンが含まれています。タンニンを多く含む植物は血圧を低下させるなどの薬理効果があるとされています。神社では神事用に赤米が栽培され、神事やお祭りで使用されていました。お赤飯のルーツとも言われています。
【緑米】
薄緑色です。植物や藻類などに含まれる緑色の色素(葉緑素)であるクロロフィルが含まれています。クロロフィルは小腸、大腸に付着・沈殿している不純物を一緒に排出するデトックス効果があることも現在では報告されています。
なんかこれだけ食べていればめっちゃ健康になれる感じですね(笑)。
これらを白米にちょこっと混ぜて炊くと、白米にほんのり色がうつり、いつもとはちょっと違う感じが楽しめます。それに白米には無い栄養素もとれるという優れものです。
白米1合に大さじ1ぐらいでしたら、普通に白米に混ぜていつもの水加減でいつものように炊くだけでOK! この量でしたら、ほんのり色がつく程度です。
それ以上混ぜる場合は、古代米だけでも一晩水につけておき、若干水の量を増やして炊き上げます。古代米が多いほどもちもち感も増え、色も濃くつきます。
ご自分の好みの量を見つけてみるのも楽しいですね。^-^
その時の気分や料理によって量や種類を使いわけてみるのも楽しそう!
日常のちょっとした変化、これ大切です。
そして体にもいい。
ぜひ、皆様の食卓にも古代米を~~~。
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