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6月の3、4日に田植えとゲンジボタル観賞イベントが開催されました。
田んぼ作業のメインイベントの一つといえば田植。時期的には田植えが出来るギリギリの開催ということで、田植えをしていただくのはとても小さい田んぼになってしまうのですが、なんといっても田植えしてバーベキュウしてホタルも見れるなんてなんて素敵で欲張りなイベントなんだろうとしみじみ。普段泥と触れ合う機会がない子供達も田んぼの独特の感触に慣れ、楽しんでもらえたことと思います。翌日は水路の生き物観察会イベントが開催され、前日に宿泊した田植えイベントの参加者が全員なだれ込むことになりとても内容の濃い二日間になったことと思います。
初夏の里山満喫プログラムでした!
小さな田んぼに所狭しと苗が投げ入れられました。
いつもの5割増しくらいでしょうか。
最初はおっかなびっくりで田んぼの先に進めなかった子たちも
慣れてくると夢中で稲を植えていきます。
この時期はまだそれほど暑くなく、
時折り涼しい風が谷を通り抜けるのでとても心地が良いです。
ハンモックで昼寝もいいかも。
夕食の後はホタル観賞。
この時期見られるのはゲンジボタルです。
自然学校の田んぼは農薬を使用しないため水が綺麗です。
綺麗な水のある所を好んで生息するゲンジボタルには里山はうってつけなのでしょう。
光が強く、一度の発光時間が長いので見ごたえがあります。
上総自然学校の里山には多種多様な生物が暮らしています。
耕作放棄されてから姿を消していた生き物たちも、開墾を続け、米づくりを再開してから続々と戻ってきているようです。
その経過を毎月調査していただいております。
調査はもう6年ほどしていただいておりますが同行させていただいたことはありませんでした。
最近ふと、先生はどうやって小さな生き物から大きな生き物まで数多くの生き物を見つけているのだろう?ととても興味が沸き、今回はその調査に同行させていただきました。
生き物たちはもちろんそこらじゅうにいるわけですが、人の気配を感じるとあっという間に逃げて森の中に隠れてしまいます。
調査をしていただいている先生に聞いたところ、生き物が多くいるのは「林縁」といって森と開けた場所の丁度ふちのあたりのようです。敵から身を隠すのにも、獲物を狙うにもちょうどよいそうです。
あと、生き物を探す時のポイントはとにかく目を凝らす!というところでしょうか。
私も先生の目線の先を追ってとにかく森の中、草の中、池の中を目を皿のようにして生き物を探してみました。
水の上を移動する蜘蛛や木のうろに潜む巻貝の仲間、樹上でくつろぐカエルなど、目を凝らせばそこら中に生き物たちが!
むしろ観察されているのは人間のほうだったり。
足跡によってその存在を確認できるを生き物もいます。中にはあまり里山にはいてほしくない生き物も。
何年も調査活動をともにしてきた自然学校の上田さんと調査の先生。上田さんが草を刈り、出てきた生き物を先生がつぶさに観察するという田んぼ作業と調査活動が一石二鳥な方法を編み出してしまったようです!
珍しいイトトンボを見つけて観察しよう!
今の時期、田んぼにはキイトトンボ、オオアオイトトンボ、モートンイトトンボなど、普段はなかなか見ることのできない珍しいトンボたちが集まっています。朝の早い時間にはトンボが羽化する場面に遭遇することも。乾ききる前の羽はまだ白く柔らかで、時間とともに固く透き通っていく様子は感動的です。トンボと生息する環境を観察することで里山の自然環境に関心を持っていただくきっかけになればと思います。
・7月1日(土)[イトトンボの観察会 ]
◆内容 里山に生息するイトトンボを観察し、その生体を学びます。
◆〆切 6月24日(土)
◆詳細 集合:9:00 / 解散:11:30 頃 ※姉ヶ崎駅から無料送迎あります
◆費用 500円 未就学児無料 (保険代込)
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